認証システムアプリを利用してGoogleアカウントにログインする方法と使い方について
今回はGoogleアカウントにログインする際に使う認証システムアプリについてです。
2段階認証が有効である場合に、この認証システムを利用したログイン方法を追加できます。そのためまずは2段階認証の設定を済ませておく必要があります。
★設定が済んでいない方は先にこちらの記事をご覧ください
>Googleアカウントで2段階認証の設定をしてセキュリティを強化し不正ログイン対策をする
認証システムアプリを使ってログインをする場合は、スマートフォンのアプリから6桁の数字(確認コード)を取得してログイン画面に数字を入力すれば認証完了となります。なお、一度スマホの設定してしまえばインターネット接続がない状態でもこのコードは取得できるのでオフラインの場合でも認証が可能です。
本記事では認証システムアプリを利用してGoogleアカウントにログインする方法とその使い方についてご紹介します。
- 前提条件について
- 認証システムアプリを使った認証手段を追加する
- ログイン時に認証システムアプリを利用する
それではよろしくお願いします。
2段階認証が既に設定済みであることがログイン時に認証システムアプリを利用するために必要な条件となります。加えて認証システムを利用するために最低限必要なデバイスの条件があります。
iPhone(iPod Touch/iPad) の場合
- OSが最新であること
- QRコードを使う場合は "iPhone 3G" 以降であること
Androidの場合
- Androidのバージョンが 4.4 以上であること
iPhoneの場合は "iPhone 3G" 以降であることが条件となっているようです。第三世代が発売されたのが2009年ごろなのでそれ以前のiPnoneなどのデバイスを使用している場合は利用できない可能性があります。もうあまり出回っていないとは思いますが。OSについては最新でなくても使用するアプリのiOSに対応していれば使えそうです。
Androidの場合は、バージョン4.4というのは2013年に提供されているのでそれ以前のバージョンの場合はこちらもまた利用できない可能性があります。
認証システムアプリを使った認証手段を追加する
前提条件を満たしている場合は認証システムアプリを使った認証方法を導入できます。今回アプリを入れたデバイスはiPhoneで『Google Authenticator』『Microsoft Authenticator』という2つのアプリをダウンロードしています。両方使う必要はないのでどちらか一方をダウンロードすればOKです。
Googleアカウントの設定でアプリ設定用QRコードを表示する
設定ページを開きます。
2段階認証プロセスを開く
"セキュリティ"タブを開いて「Googleへのログイン」のところにある「2段階認証プロセス」がオンになっていることを確認します。 確認出来たら「2段階認証プロセス」を押して詳細画面に移動します。
パスワードを求められるのでパスワードを入力して"次へ"を押して先に進みます。
認証システムアプリの設定を開く
詳細ページが表示されたら少し下にスクロールします。
「2つ目の手順を追加してログインを確認する」というところに「認証システムアプリ」があります。"設定"を押します。
認証システムアプリの設定を開く
すると以下のポップアップ画面が出てくるので iphone か Android か選択してから"次へ"を押します。ここではiPhoneを選択して進めています。
QRコードが表示されます。これをアプリのほうで読み取れば設定完了となります。
この画面は表示したままにして次はスマホ側の設定に移ります。
スマートフォン側の設定(Google Authenticator)
Googleの手順に載っているのはこちらの認証システムアプリです。この認証システムアプリをスマートフォンでダウンロードして使えるようにします。
アプリを取得
『Google Authenticator』というアプリを取得します。
★App Store:Google Authenticator
アプリを開いてQRコードを読み取る
"開始"をタップして次に進みます。
次に表示される「1つ目のアカウントのセットアップ」という画面で「QRコードをスキャン」を選択します。するとQRコード読み取りカメラが起動するので先ほどのQRコードを読み取ります。
QRコードの読み取りに成功すると次の画面に切り替わります。これで認証システムアプリの設定は完了です。
以降はここに表示されている6桁の数字(確認コード)を使用することになります。なお、この数字は有効期限があり一定時間ごと(30秒くらい)に変わるので有効時間内に入力するようにするようにしてください。時間切れの数字は無効となるのでまた新しい有効期限内の数字を確認する必要があります。
ここまで設定できたら、QRコードが表示されていた認証システムの設定画面に戻ります。
スマートフォン側の設定(Microsoft Authenticator)
Microsoftの認証システムアプリです。このアプリでも設定は可能です。個人的にこちらの方が見やすくて使いやすいので紹介します。この認証システムアプリをスマートフォンでダウンロードして使えるようにします。設定の流れはGoogle Suthenticatorとほとんど同じです。
アプリを取得
『Microsoft Authenticator』というアプリを取得します。
★App Store: Microsoft Authenticator
アプリを開いてQRコードを読み取る
"アカウントの追加"または右上にある"+"をタップして次に進みます。
次に表示される「アカウントを追加」という画面で「その他(Google、Facebook など)」を選択します。するとQRコード読み取りカメラが起動するので先ほどのQRコードを読み取ります。
QRコードの読み取りに成功すると次の画面に切り替わります。これでMicrosoftの認証システムアプリの設定は完了です。
以降はここに表示されている6桁の数字(確認コード)を使用することになります。なお、この数字は有効期限があり一定時間ごと(30秒くらい)に変わるので有効時間内に入力するようにするようにしてください。時間切れの数字は無効となるのでまた新しい有効期限内の数字を確認する必要があります。
ここまで設定できたら、QRコードが表示されていた認証システムの設定画面に戻ります。
確認コードを入力して設定を完了する
QRコードが表示されていた認証システムの設定画面で"次へ"を押すと、確認コード入力画面に切り替わります。ここに先ほど設定したアプリから取得した6桁の数字を入力し"確認"を押します。
これで今後は認証システムアプリを使ったログインができるようになります。
認証システムアプリを利用してログインする
認証システムアプリを使ったログイン方法についてです。
ログイン方法
パスワードを入力して1つ目の認証を済ませます。
認証システムアプリを使う
デフォルトで設定している2段階認証画面が出てきます。左下にある"別の方法を試す"を選択して認証方法を変更します。
別の方法でログインする手段として「Google認証システムアプリから確認コードを取得する」を選びます。
画面が切り替わるのでこの時点で認証アプリを開きます。アプリに表示されている確認コードを取得しログイン画面に入力します。入力後に"次へ"を押すと認証完了です。これでGoogleアカウントにログインできます。
まとめ
以上、認証システムアプリを利用してGoogleアカウントにログインする方法と使い方についてでした。
今回はGoogleの認証アプリとMicrosoftの認証アプリを紹介しました。両方使う必要はないのでどちらか使いやすい方を使うようにすればそれで良いです。ちなみに筆者はMicrosoftのほうをメインで使うようにしてます。
あと1つ気を付けることとして、アプリに表示されている確認コードには有効期限があるので有効期限内にコードを入力する必要があります。30秒くらい。割と短めの時間なのでまず始めにこれから使おうとしているコードの有効時間が残りどれくらいなのか確認すると良いです。
このログイン方法は複数ある2段階認証方法のうちの1つといった位置づけです。この認証方法であればスマホをオフラインにしていても2段階認証用の確認コードが受け取れます。スマートフォンがあれば環境を選ばずに2段階認証ができるという使い勝手の良いログイン手段だと思います。
それではこれで終わります。