Java Silver参考書の黒本についてご紹介【合格に近づける本】

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Java Silverの参考書についてのお話-Part2です。
今回ご紹介するのは『徹底攻略Java SE 11 Silver問題集』、通称「黒本」です。
この本を使った勉強がしっかりできていれば合格ラインの63%は十分超えられると思います。実際に試験を受けてそう思いました。紫本より問題がやや難しかったですが、黒本は実際の試験に近い問題が沢山出題されています。

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Java Silver試験に合格したので勉強方法とかまとめてみた

この記事の内容
  • 黒本について
  • この本で勉強した感想

それではよろしくお願いします。

Java試験に関する参考書の一つで、合格を目指す多くの人が手に取るのがこの本だと思います(たぶん)。

表紙が黒色なので「黒本」と呼ばれたりするみたいです。
ご紹介するのはこの本。

他には「紫本」「白本」と呼ばれるJava Silver試験対策の問題集があります。

本の構成

表にしてみました。
問題数と解説のページ数をまとめます。

内容問題数解説ページ数
0はじめに--
1簡単なJavaプログラムの作成8問13ページ
2Javaの基本データ型と文字列操作22問25ページ
3演算子と判定構造21問26ページ
4制御構造17問20ページ
5配列の操作10問19ページ
6インスタンスとメソッド30問39ページ
7クラスの継承、インターフェース、抽象クラス21問33ページ
8関数型インターフェース、ラムダ式8問15ページ
9API19問27ページ
10例外処理17問14ページ
11モジュールシステム7問18ページ
12総仕上げ問題180問52ページ
13総仕上げ問題280問46ページ

見てください。この問題数の多さ。
これは解きごたえがありますよ。

そしてすごいのは解説ページの量です。一問あたり1ページは解説に使っているような形です。これはありがたい。

あと、紫本の章末問題より難しかった印象があります。

各章について

各章の内容について、取り上げられている領域を書き出します。

0. はじめに

本書の冒頭部分です。

出題範囲や申し込み方法といったJava SE11認定資格の概要、本書の使い方、見出し、が記載されています。

簡単なJavaプログラムの作成(8問)

  • パッケージ
  • クラスのインポート
  • mainメソッド
  • javaコマンド

Javaの基本データ型と文字列操作(22問)

  • プリミティブ型のデータ
  • リテラル
  • varを使ったローカル変数の型推論
  • Stringクラス、Stringクラスのメソッド
  • 文字列同士の連結
  • StringBuilderクラス、StringBuilderクラスのメソッド

演算子と判定構造(21問)

  • 代入演算子
  • マイナス演算子
  • インクリメント演算とデクリメント演算
  • 関係演算子
  • 論理演算子
  • 演算子の優先順位
  • 同一性と同値性、equalsメソッド
  • internメソッド
  • if文、if-else文、if-else if-else文
  • switch文

制御構造(17問)

  • while文
  • do-while文
  • for文
  • 二重ループを使った繰り返し処理
  • 無限ループ
  • 拡張for文
  • break、continue、ラベル

配列の操作(10問)

  • 配列の宣言、初期化、インスタンスの生成
  • 多次元配列
  • 配列のコピー

インスタンスとメソッド(30問)

  • クラスとインスタンス
  • 参照型変数
  • ガベージコレクション
  • staticなフィールドとメソッド
  • メソッドの呼び出しと定義
  • メソッドのオーバーロード
  • 可変長引数
  • return文
  • コンストラクタ
  • アクセス修飾子
  • カプセル化とデータ隠蔽
  • 値渡しと参照渡し

クラスの継承、インターフェース、抽象クラス(21問)

  • クラスの継承
  • インターフェース
  • 抽象クラスと具象クラス
  • 抽象メソッドの実装
  • メソッドのオーバーライド
  • ポリモーフィズム
  • 型の互換性、アップキャスト、ダウンキャスト
  • thisの使用
  • superの使用

関数型インターフェース、ラムダ式(8問)

  • ラムダ式
  • Predicateインターフェース
  • Supplierインターフェース
  • Functionインターフェース
  • Consumerインターフェース

API(19問)

  • Math、Mathクラスのメソッド
  • Comparator、Comparatorクラスのメソッド
  • Character、Characterクラスのメソッド
  • LocalDate、LocalDateクラスのメソッド
  • ArrayList、ArrayListクラスのメソッド
  • Arrays、Arraysクラスのメソッド
  • Mapインターフェース、HashMapクラス
  • forEachメソッド
  • メソッド参照

例外処理(17問)

  • try-catch文、try-catch-finally文
  • try-with-resources
  • 検査例外と非検査例外
  • エラーと例外
  • 例外クラス

モジュールシステム(7問)

  • module-info.java
  • exports、requires、transitive
  • モジュール間の依存関係とモジュールグラフ
  • java.baseモジュール
  • javaコマンドとjmodコマンド

総仕上げ問題1(80問)

全ての範囲から出題されます。これが実際の試験の問題とかなり近い。

総仕上げ問題2(80問)

全ての範囲から出題されます。これが実際の試験の問題とかなり近い。
「総仕上げ問題1」と同じ問題は出ないです。

学習難易度

筆者の感想としては、学習難易度は普通でした。でも紫本の問題より難しい。
基本情報技術者試験よりは易しかったかな。やればできるといった印象です。

勉強時間

勉強時間は約50時間、期間は1カ月半でした。

勉強方法は
1.各章の問題を解く
2.解説を読み込む
3.全問正解するまで繰り返す
4.総仕上げ問題を解く
5.解説を読み込む
6.全問正解するまで繰り返す

この1~6を繰り返しました。

理解度の段階を表現すると
レベル1:答えを丸暗記
レベル2:解説を覚えてる
レベル3:なぜその答えになるのか説明ができる

こんなところかな。「答えを丸暗記」でも合格できる可能性は十分にあると思います。

参考までに。

まとめ

以上、Java Silver黒本についてでした。解説が非常に丁寧でわかりやすいので理解しやすいです。

筆者はこの問題集を解き続けて「なぜその答えになるのか説明ができる」状態にしてから試験に臨みました。ですが、時間ないしひとまず合格できればいいとかであれば、答えを丸暗記でもたぶん合格できるだろうとは思います。

それにしてもこの資格試験にかかる費用は結構かかりますよね。この本も4,000円近いですし、受験料も高い。なのでしっかり勉強して一発で合格できるような力を付けてから受験することをお勧めします。確実に合格しておきたい場合は、この紫本の勉強とプラスで黒本の問題集を解いておくと良いでしょう。

この資格は独学で十分対応可能です。ただ、合格することだけを目的にするのではなく、学んだ知識を自分で扱えるような状態にすることが大事なのかなと思っています。転職に役立つかと言われれば正直微妙なところではあります。

それではこれで終わります。

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