実際にあったカジュアル面談の内容と進め方についてまとめ【エンジニア転職】
今回は『転職活動のカジュアル面談』について紹介します。
転職面接前に行われることが多い「カジュアル面談」についての体験談です。何の準備もなく臨むと落ちることも普通にあるので注意が必要です。企業によって進め方が違うので受けてみないとどういう内容かはわかりません。参考として筆者が体験した例をいくつか紹介しようと思います。
- カジュアル面談とは
- 実際にあったカジュアル面談の内容について
それではよろしくお願いします。
当時の筆者についてです。
当時の筆者の状態について
- 20代のITエンジニア
- サーバーサイドの開発+Linux環境での開発をよくしていた
- 大規模開発の経験あり
- 実務で扱っていたものは「Java」「 Python」が多かった
- 個人でツールやアプリを作ったりすることもある
こんな感じです。
あと、当時の保持資格はこちら。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- Java Gold
- 簿記3級
ちなみに余談ですが、「エンジニアに資格は必要か不必要か」という論争があります。筆者も実際に耳にしたことがあります。これに関しては「断言はできない」が正しいのかなと自分は思ってます。資格がなくても仕事はできるという意味では不必要と言えますし、特定の知識や技術について体系的に学びたい場合には資格勉強は効果的な手段の一つなのでそういう意味では必要とも言えると思っています。そういえば最近はこの類の話は聞かなくなった気がする。
カジュアル面談とは
本題に移ります。
カジュアル面談とはどんなものなのでしょうか。調べてみました。
カジュアル面談とは、企業と参加者がリラックスしながら対話して相互理解を深めることを目的に、主に、参加者が応募に進むかどうかを確定する前に行われる機会です。状況によっては、選考中に行われるケースもあります。
カジュアル面談とは?面接との違い、事前準備、当日の流れを解説 【中途採用ノウハウ】 | リクルートエージェント
選考前に行われる場合、本格的な選考に進む前に、企業、参加者双方が互いにマッチするかどうかを探る貴重な機会でもあり、面談を通じて参加者に自社への好感度を高めてもらい、応募を増やすことも大事な目的となります。
企業と参加者が気楽に意思疎通できる場のこと
上記の内容をまとめるとこういう意味合いになるかと思います。
カジュアル面談はこういうもの
- 企業と参加者が気楽に意思疎通を図る場を設ける
- 選考に進めるかどうかを決めるための判断材料を得る(企業・参加者)
- 企業が自社の魅力を参加者に伝えるという側面もある
実際にあったカジュアル面談の内容について
実際に体験した面談の内容と進め方をいくつか紹介しようと思います。
こんなパターンの面談がありました
- 企業説明→簡単な質問・逆質問
- 企業説明・面接のような質問→逆質問
- 逆質問→企業説明・面接のような質問
- 逆質問→質問→逆質問→質問→…繰り返し
大体はこの4つのパターンのどれかに当てはまります。
次項でもう少し情報を書き足します。
パターン1:よくある面談の流れ
「企業説明→簡単な質問・逆質問」という流れのカジュアル面談です。このパターンは多かったです。
- 企業紹介
- 説明後に簡単な質問(ない場合もある)
- 逆質問(参加者側が質問する)
面談時間の割合で表現すると、企業紹介が70%、質問が10%、逆質問が20%、くらいです。なのでこのパターンだと企業説明がメインであることが多いかなと思います。
パターン2:面接っぽい面談
「企業説明・面接のような質問→逆質問」という流れの面談です。このパターンもそこそこありました。
- 企業紹介
- 面接のような質問
- 逆質問(参加者側が質問する)
企業紹介と面接のような質問の順番は前後する場合もあります。
面談時間の割合で表現すると、企業紹介が30%、質問が50%、逆質問が20%、くらいです。なのでこのパターンだとほぼ面接のような印象を持つと思います。
パターン3:先に質問を求められる
「逆質問→企業説明・面接のような質問」という流れの面談です。このパターンはたまにありました。
- 逆質問(参加者側が質問する)
- 企業紹介
- 面接のような質問
最初に質問を求められます。事前に参加者が企業についてある程度調べているだろうという前提で話が進みます。質問を受けて柔軟に話を進めようという狙いがあるのだと思います。なので何も準備していないと詰みます。
面談時間の割合で表現すると、逆質問が60%、企業紹介が10%、質問が30%、くらいです。なのでこのパターンでは事前に質問を用意しておくことが大切です。
パターン4:ほぼ面接
「逆質問→質問→逆質問→質問→…繰り返し」という流れの面談です。このパターンは1社だけですがありました。
- 逆質問(参加者側が質問する)
- 面接のような質問
- 繰り返し
パターン3と同じで最初に質問を求められます。こちらも事前に参加者が企業についてある程度調べているだろうという前提で話が進み、会社説明もないです。
面談時間の割合で表現すると、逆質問が70%、質問が30%、くらいです。なのでこのパターンでは事前に質問を用意しておくことが大切です。事前に何も準備していないとネタがなくて詰みます。
質問で聞かれたこと
カジュアル面談でよく聞かれた内容をまとめます。
企業側の質問でこんなことを聞かれた
- 転職を考えた理由
- 転職活動の軸
- キャリアパス
- 得意な技術
- 興味のある技術
- 特定の技術の理解度を問うもの(○○の意味を知っているか、など)
- 開発に対する考え方を問うもの
- 希望年収
「転職を考えた理由」「転職活動の軸」は質問で聞かれることが多かったです。
面談の所要時間
カジュアル面談の時間は、30分~60分で終わるものが大半でした。
履歴書と職務経歴書について
これは企業によります。カジュアル面談の前に提出を求められる場合もあります。
カジュアル面談でも落ちることはある
カジュアル面談は選考ではない場合も多いです。ですが企業によっては面談後に落ちることがあります。
カジュアル面談後にお祈りされることもある
- 企業に参加者がマッチしていないと判断された
- 企業の求める水準に参加者が達していないと判断された
このような理由が考えられます。落ちるのは仕方ないですが、求人に「選考要素ありのカジュアル面談」と書いておけばより親切ですね。
思ったこと
面談を受けて思ったこと
- パターン1の面談は良いと思う(志望動機が考えやすくなる)
- いきなり逆質問を求めるのはあまり良い手ではないと思う
- パターン2やパターン3の流れで進めるならカジュアル面談ではなく面接をすればよいのではないかと思った
- 企業について全く調べずにカジュアル面談に臨むのは避けた方がよい(パターン3かパターン4の場合だったら詰む)
- 履歴書や職務経歴書は大して読まれていない場合が多いのだなと思った
まとめ
以上、『転職活動のカジュアル面談』についてでした。そういえば自己PRや志望動機を聞かれたことは一度もなかったです。
カジュアルな面談といっても選考要素はあるものだと思って臨んだほうがよいと思います。雰囲気も企業によって違い、穏やかな場合も重苦しい場合もありました。あと転職理由と逆質問は事前に用意しておくことをおすすめします。
それではこれで終わります。